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【サクラノ刻】ネタバレを含む感想と考察【名シーン・名言】
サクラノ刻―櫻の森の下を歩む―、ネタバレを含む感想や考察・名シーンや作中の名言なども紹介しています。
サクラノ刻を振り返りたくなった時に、サクラノ響発売前に軽く読み直したいなと思った場合を想定して記事を作成しました。
サクラノ刻をプレイ後の閲覧を推奨します。
ネタバレを含まない感想などは以下の記事でも紹介しています。
あまりにも好きな作品すぎて、ネタバレをこれでもかと使ってしまいました…
怒られそうなので、購入してからの閲覧にご協力ください※販売促進活動です(;´・ω・)
ネタバレを含む感想とか
とても楽しめた作品でした。
とは言っても、サクラノ詩の方が筆者個人としては好きでした。
サクラノ詩は直哉が好きでしたが、サクラノ刻の直哉はそんなに惹かれる部分がないからでしょうね。
大人として、教師として、完成された人間でもありますからね。
蛇足な話も多く、ファンディスク感は確かにあったと思います。
それでも私はサクラノシリーズが好きですし、プレイ後も色々と考えさせられる作品であることには違いありません。
鈴菜ちゃんはなんで攻略できないの?
こんなに可愛いのにどうして攻略できないのか私には理解できかねます!
サクラノシリーズでの攻略ヒロインは芸術家でないといけないのでしょうね…
地獄に付き合ってくれる女
麗華さん、序中盤で嫌な女を演じられてますが、芸術家の地獄に寄り添ってくれる地獄みたいな女の人です。
プライド高く頑固で融通の効かない嫌な人ですが、どこか嫌いになれないキャラクターでした。
常人では魂で描く芸術の制作過程を支えられませんよね。
本間心鈴ちゃん可愛い
心鈴ちゃんは高スペックなヒロインでとても可愛いかったですよね!
おそらく、新島夕先生原案のキャラクターだと思ってます。「迷子」「見つけてくれた」という表現がすかぢ先生っぽくないなあと思いました。
そんな最強スペックのヒロインで可愛いのですが、どうして迷子になったのか?また、あまりにも偶然過ぎて見つけてくれた感じがしなかったです…あとそこまで悩んでる?思い詰めている感じもしなかったんですよね…
可愛かったですが、俺の嫁を超えることはなかったですね。個人的には色々と惜しいヒロインでした。
新島夕先生のスランプだったりしたんでしょうか?気になりますが、1ファンとして野暮な詮索はやめておきます。
ラストは長山香奈に持っていかれた
筆者は長山香奈と草薙直哉が戦うシーンがサクラノ刻では1番面白いと感じました!
草薙直哉の隣に立てて嬉しがる長山香奈の姿は来るものがありましたね…
美が届いた瞬間…
余談ですが、アリアホーインクさんは、最後の最後にやっときた!と思ったら呆気なく負けてにゃ〜ん…って感じでした(´・ω:;.:…. …
教師として生きるのか、芸術家として生きるのか
サクラノ詩は恋愛を選んでしまえば、芸術家になれない?といった描写がありました。
サクラノ刻も教師として生きることを選び、誰かを愛する選択をすると芸術家として作品を生み出すことは無いようです。
教師として芸術家として両方の生き方で成功することは無い、完全なハッピーエンドがありえないのがなんとも…良い…。
才能についてよく考えさせられた
作中では才能について多く語られています。
その中でも恩田寧を主軸として語られた才能は印象深く感じました。
一流であることと、二流であることは覚悟が違うと僕は受け取りました。
サクラノ刻をプレイした人によって、受けとったものは異なると思います。
それもまたこの作品の面白いところですよね。
才能についてこれほど考えることも無いでしょうし、多角的な視点(才能を持っている人、持たない人、努力の仕方が悪い、努力をしない、など)で才能と向き合うことが出来る貴重な作品であることは間違いありませんでした。
恩田寧
勇気がない、才能がない、努力が足りない、しかしながら宮崎絵画学校に相応しいのは自分であるという執着を持つ嫌なキャラクターです。
しかしながら、人よりはできるタイプで、偏差値60くらいでよく見かける人間でもあります。
恩田放哉
禿山の一夜について長々しくクドクドと語るわ、長山香奈を認められず頭がおかしくなるわで全然好きになれなかったです。
メンヘラホモおじさんはNG
心臓を届けたのは
草薙直哉が再び芸術界で筆を取るようになりましたが、そのきっかけとなったのは「墓碑銘の素晴らしき混乱」です。
もう一度筆を握らせること=王子の心臓を届ける、と考えていたんですけれど、傑作を作らせること=王子の心臓を届ける、だったんですね。
というか、この一族は金に困らないと作品を書かないのでは?それに気づいたフリッドマン・鳥谷校長・本間社長あたりが結託して草薙直哉に作品を作らせようとしてますよね絶対。
サクラノ響はどうなるのか
- 芸術黙示録ナオヤとなって、ニューヨークのアトリエで絵を書かされる
- 藍の死によって最高賞を受賞する
- 娘の作品に墓碑銘を刻む
サクラノ響はどうなるのか雑に予想しておきます。
なんか一気にkey作品っぽくなったりするんですかね?楽しみです!
名シーンや名言など
人が行う罪がすべて悪によるものなら、 たぶん世界はもっと平和なのだろう
誰が悪かった、これが悪かった、なんて事は後からならいくらでも言える。
誰かを悪者に仕立てる事だって容易い。
だけれども、 人の世というのはそう簡単なものじゃない。
人が行う罪がすべて悪によるものなら、 たぶん世界はもっと平和なのだろうと思う。
自分のすべてを捨ててまで選んだ道
人間というのはなかなかそういう判断が出来ないものさ。
自分のすべてを捨ててまで選んだ道だ。
それが大間違いなんて認められるものではない。
最高の作品ができた時
健一郎
「努力して作った作品だ。
願わくは報われてほしい」
静流
『でも、それは騙すための贋作です!」
健一郎
「贋作? いやいや、 違うだろ。 いやいや、違うだろ。
こいつは、お前の作品だよ。
『雪景鶴図花瓶』 素晴らしい作品だ」
俺は立ち止まったわけじゃない事
「俺は立ち止まったわけじゃない事」
草薙直哉
「歩かなかったわけじゃない事」
「櫻の森の下を歩んでいた事を」
「歩かなかったわけじゃない事」
「櫻の森の下を歩んでいた事を」
「そんな当たり前の事実に気が付かされた」
誰かの新しい想いを受け取るなど出来ない
「ただね。俺は、俺がここまで来るまでに、 あまりに遠かったんでさ……」
「長い道のりの中で、俺は抱えきれないぐらいの多くの負の感情で満たされていた
と錯覚していた……………」
「だけれども、それは間違いだった」「俺の手はいつからか幸福に溢れる感情の束に変わっていたんだよ――」
草薙直哉
「だから、 たぶん、この手で、 誰かの新しい想いを受け取るなど出来ない」
「俺は、今、手元にある幸福で一杯だからな・・・・・・」
芸術家の本質は危険である事
「芸術家ってヤツは、いつでも溢れる感情で埋め尽くされている」
「両手が塞がっちゃうほどの感情を持つ者にとって、誰かの想いなんて新しく持てない……』
「そう普通の人は思う」「けど、それは嘘でさ。
それすら呑み込んでしまうのが芸術なんだよ」
「芸術家はあらゆる想いを呑み込んで、美として昇華する」
「だから、巨大な美を宿す芸術家と関われば人は不幸になる」
ルリヲ
「芸術史を見れば、そんな昔話で溢れている」
「芸術家の本質は危険である事」
「芸術という渦は、 あらゆる人々の感情を呑み込むのだからさ……」
心を捕まえられたら、二度と逃げる事が出来ない
「一度、心を捕まえられたら、二度と逃げる事が出来ない…………」
「いいえ、たぶん、それが芸術の本性なのだと思います。」「芸術は、そんな想いすらも呑み込んで、 美に昇華してしまう……だから、美を連れている芸術家に、その想いを打ち明ける事は避けなければならない……」
鈴菜
無限を告げた天使
「私は目がさめ、空を見上げていて、星の方へのぼってゆく白い翼の天使を認めた」
「彼の長いブロンドの髪は、天空に、光の尾のようなものを残して消えた」
「まるでそんなだ」「私の夢の中で、白い翼をもった一人の天使が、 微笑みながら、私のところに
やってきた」
「その傍らには、たいそう大きな砂時計を持った老人がいる」
「わたしに訊ねても無駄だよ。
と天使は俺に言った」
「わたしには、お前の考えが分かっている」
「そのうち、無限が案内してくれるように、この老人に頼むがいい」
「そうすれば、神がお前をどうなさるおつもりかが分かり、現在のお前がことさらに 未完であるという意味を知るだろう」
「創造主の仕事が、ただ一日だけのものなら、それはどのようなものになるか?」
「神は決して休息されないだろう・・・」
「私は目がさめ、 空を見上げていて、 星の方へのぼってゆく白い翼の天使を認めた」
「彼の長いブロンドの髪は、天空に、 光の尾のようなものを残して消えた」
「ゴーギャンは目覚め、そして空に天使の姿を認めた。
草薙直哉
その事が語られて、 この詩は終わる」
「無限を告げた天使」
天使は言う。
わたしに訊ねても無駄だよ。
だって、俺は、お前の考えが分かっているのだからさ。
そのうち、無限が案内してくれるように頼むがいいさ。でも、まだ、お前に無限は早いよ。
神さまが、お前をどうするかって一度は考えてみろよ?
それが出来たら、今のお前がどういう意味で未完であるか分かるよ。
だからさ。
いやいや
紗希「いやいや、静流、私はこれからの話をしているのであってだね」
静流「いやいや、おばさん、単に金が惜しくなっただけでしょう」
紗希「いやいや、静流には私がそんなせこい人間に見えるのかね?」静流「いやいや、そんなせこい人間だから、それなりに成功したのでしょう?」
鳥谷紗希・鳥谷静流
紗希「いやいや、成功は努力のたまものだよ」
静流「いやいや、そのせこさこそ努力のたまものでしょ」
凡人が努力に努力を重ねた末に痛感するのが才能の差
紗希「ああ、才能の絶対的な差は努力では埋められない」
紗希「前提が違う、スタートラインが違う、伸びしろが違う、速度が違う、到達点が違う、 見えているものが違う、言ってしまえば才能のあるなしで何もかもが違ってしまう」直哉「そんなものでしょうかね?そうとも言い切れないと思いますが……………」
紗希「ふふふ、今言ったことに、君みたいな反応する人間は二種類しかいない。絶対的な才能を持つ者と、絶望的に才能がない者だ。」
紗希「凡人が、努力に努力を重ねた末に痛感するのが才能の差だよ」(中略)
紗希「いいや、本質的には分かってない。
君が感じているのは才能の差などではない。
君がそう錯覚しているものは、作品と画家の間に生じる苦悩だ」
紗希「天才が作品を生み出す時には、たぶんとてつもない苦痛を伴うのだろう」
紗希「時に、それは快楽かもしれないが、苦痛と快楽は紙一重だ。
その両方の振れ幅で天才は作品を生み出す」紗希「だから、天才は自らが生み出そうとするものと格闘する事が許される」
鳥谷紗希・草薙直哉
紗希「凡人はね。それすら許されないんだよ」
本物が分かる目など、この世を生きていて苦痛でしかありません
ノノ未「そんな事ありません。先生は純粋に芸術家として優れています。それを理解しない連中が多すぎるんですよ!」
香奈「あはは……うれしいな。でもさ、仕方が無いわよ。 私の実力不足だし。」
ノノ未「仕方が無いのでしょうか?」ノノ未「だったら、本物が分かる目など、この世を生きていて苦痛でしかありませんよ。
他の人たちみたいに、偉い先生が認めたものだけ見てはしゃいでる方がよっぽど幸
せになってしまいます!」
香奈「っ」ノノ未「本物が分かる目など、この世を生きていて苦痛でしかありません。
他の連中みたいに、クソみたいなものにはしゃいでる方がよっぽど幸せです」
ノノ未「世の中の連中。全員幸せそうじゃないですか。
何故だと思いますか? やつらには偽物も本物も分からないからです」ノノ未「やつらに分かるのは、他の大多数が喜んでいるかどうかだけ。
空気を読む力だけ。」ノノ未「でも、それが正しい。そんな奴らの方が、私よりもずっと上等。
そちらの方がよっぽどハッピーに生きられる。」ノノ未「それでも、価値の無い物を作り出す人間どもに、おもねる事なんて出来ない」
ノノ未「だから、私は戦おうとする」
それは他ならぬ長山香奈自身が、若かりし頃に俺に言った言葉だった。
香奈「いいえ……価値が分かるなんて事は何の力でもないんです。
価値を自ら作り出さなければ、それになんら意味などない。」香奈「自分で価値が作り出せない芸術家など、 存在しないも同じです。」
自分に関わると、誰かを不幸にするなんて
「俺をこれ以上悲しませないでくれ」
草薙直哉
「自分に関わると、誰かを不幸にするなんて言わないでくれ……………」
「そんな事を言われたら、今までのすべてが否定されるみたいじゃないか………」
芸術における才能
芸術における才能は残酷だ。
もし、芸術の真実を目指すのであれば、
才能は、有っても無くても、 等しく不幸が待っている。
互いに違った苦しみだが、芸術に関わる事とは不幸なのだ。否、苦しみなのだ。
だからこそ、その作品は人の心を打つ。
苦しみと喜びは一緒についてくる。苦しみと喜びは一緒についてくる。
不幸と幸福が一緒である様に。
芸術とはその二極が交わる臨界点なのだ。
私たちは弁舌家か!?
「筆を取りなさい。 ただ描きなさい!!」
「私たちは弁舌家か!? 私たちは言葉で何かを伝える者なのか!?」
「無駄なおしゃべりは、 身体を濁らします」「濁った身体からは、煙の様な言葉しか生まれない……………」
「芸術に無駄なおしゃべりは必要ない」
「芸術家は芸術でその美を示せ!
それが我々の使命だ!」「何も釈明するな!何もぼやかすな!
あるがまま見て、筆で語れ!
「だが我々はいつでも、事実に新しい光を当てているものを見る必要がある!」
「ある者は人命のために勇敢に冷水の中を飛び込むかもしれない。
だが画家は、芸術のために勇敢に筆を振るう。」
「才能とは、勇敢でなければならない!」
「天才とは、勇気ある才能であるから!」
「あなたに画家を語る資格はありません!
絵画を語る資格などありません!」
俺はその台詞に驚く。
「濁った身体からは、煙の様な言葉しか生まれない……………」
「芸術に無駄なおしゃべりは必要ない。」
それは俺だけが知っているハズの、草薙健一郎の言葉だったからだ。
本間心鈴
天才は光を焦点にあつめる
「その哲学者は寧さんが言う“光”に対してこの様に言っています」
「天才が、天才ではない実直な人よりも、たくさん光をもっているわけではない。 ―だが天才は、ある特定のレンズによって、 光を焦点にあつめるのだ」
「私は海が好きでして、そこに飛び回るミサゴという鳥が好きです」「彼らは、上空遙か高くから、水面のキラキラに惑わされる事なく、水中に潜む魚を捉えます」
「ミサゴの瞳には多くの光が宿っているのでしょうか?私は違うと思います」
「ミサゴが持つあの眼球こそが多くの光を集める。
集まった光があるからこそ、表層に惑わされずに海の底を視る事が出来るのでしょう」
本間心鈴
芸術家に必要な哲学
「全てがいかなる事情にあるかが、神である。 神とは全てがいかなる事情にあるかである」
「もっぱら、私の生は比類ないものである、という意識から、宗教、科学、そして 『芸術が生じる』」
「ここから言える事は、“科学とは宗教的でもあり”かつ“科学とは芸術的でもある”。 そして、私達芸術家もまた、科学的であり宗教的でなければならない」「もっぱら、私の生は比類ないものである、という意識から、宗教、科学、そして芸術が生じる」
「芸術家に必要な哲学とはそういうものなのです」
本間心鈴
やらねばいられない衝動から生まれるものが芸術
「絵画に必然性を求めるのであれば、最初っから無駄です。絵画に必然的な要素など存在しません」
「やらねばいられない衝動から生まれるものが、芸術だと考えています」
「無理矢理やらされていると思うのであれば、辞めればいいでしょう。 逃げるという選択肢だって間違いではありません」
「いまならば、“自分はちゃんと努力しているのだ”という自己満足に逃げる事が出来る段階です」
「そして芸術家として生きていかないのであれば、命を削ってまで、魂を削ってまで、 絵画と向き合う必然性などありません」
「ですが、芸術家として生きていくのならば、自己満足で進めるほど、安楽なものではないです。その道は過酷なものでしょう」
本間心鈴
私達芸術家は奇跡を生み出すのが使命
「芸術家の仕事とは、奇跡を生み出すことです。
奇跡的だと思われるものが、いつでも降り立つ準備だけはしておいてください』
と言われた。
私達芸術家は奇跡を生み出すのが使命なのだ。
世界の感触に触れるための絵画
「私には筆とキャンバスがあったから、 だから私は迷子にならずに、 この世界を歩む事が出来た」
「私にとって、絵画とは、世界で迷わない道、生きていくための道」
「たぶん、だから、私は、皆さんが思うような私でなくても、絵を描き続けたと思う」
「破戒先生や、放哉先生や、他のいろいろな人が、 私を画家として認めなくても、
それでも、私は私の絵画で歩み続けたと思う… 」
「だって、それしか世界の感触に触れる事が出来なかったから」
「世界の感触に触れるための、絵画か……………」
まるで交流電燈の光の様
「もう、私は道にも迷わず、しっかりと足をつけて、この大地を歩く事が出来ます」
「その道で、誰と交差する事がないとしても、それでも私は迷わずに進む事が出来ました」
「そんな、私と交差する人がいました」
「その人は、私を再び見つけてくださいました」
「彼と交差した瞬間に、 呟く、 何かが光りました」
「まるで、交流電燈の光の様です」「ただ言える事は、その芸術家は、世界を照らします」
本間心鈴
「筆とキャンバスでしか世界を見る事が出来なかった私には、その芸術家が 放つ光は呟すぎて、目眩を起こしそうになりました」
「私を見つけてくれた一人目。
師匠は、迷子になってしまった世界でも、まっすぐに歩ける事を教えてくれた」
「私を見つけてくれた二人目。
意地悪な芸術家は世界を照らし、私が思っていたよりも世界はいろいろなもの、 たのしくて、うれしいものに溢れている事を教えてくれました」
「揺らがない事に定評があった私ですが、意地悪な芸術家の前では、揺らぎまくりです」
「うれしい事で、そわそわして落ち着きません。なにもかもがブレブレになります」
アラ汁の作り方
最初に、空心菜を軽く湯につけて、醤油、みりん、酒、粉末だし、酢、ゆず胡椒を混ぜた液体に浸して冷蔵庫にぶち込む。
おひたしにゆず胡椒を入れるのはあまりレシピでは見かけないが、だいたい和食醤油 ベースのものには柚胡椒が合う。
これを入れると、おひたしにゆずの香りとピリっとした辛みが混ざる。見事な椎茸があったので、これを糸こんにゃくと共に煮物にする。
雛弓海岸の道の駅はいつでも安いアラが売っている。
アラは塩もみして放置しておく。他の料理の作業が終わったら、塩もみしたアラを生姜を入れた熱湯に放り込む。 あらが白くなってきたらその湯は捨て、水洗いをする。
これでアラの下処理は終わりとなる。
あとは熱湯にアラと味噌を入れればアラ汁の完成となる。
草薙すかぢ先生
悪徳の美
礼次郎「当たり前さ。経営において大事なのは、ロジックとクラフト、そしてアートだ」
礼次郎「この中で、企業において唯一真似出来ないものがある」
放哉「それがアートであると」礼次郎「ああ、美は主観的なものだ。最適解すら存在しない」
礼次郎「美に正しい基準があるのならば、ゴッホやゴーギャンなどが失意の元に死ぬことも
なかっただろう」
放哉「だが、ゴッホやゴーギャンは今や世界中の人々を魅了している」礼次郎「そうだ。人々は彼らの美にまつわる物語そのものを愛した。
美と一体化した人生を愛した」
礼次郎「美には、根本的な正しさなどなく、そしてそこにまつわる物語に複製などありえない」
礼次郎「私は経営の本質は美だと思っている。
それが悪徳の美だとしても、 やはりそこに美しさがなければならない」放哉「悪徳の美ですか」
本間礼次郎・恩田放哉
礼次郎「ああ、そうだ。悪徳の美だよ。
それも含めて、美は尊いのだよ」
芸術の本性
健一郎「嘘で世界を変える事が出来なければ、真の夢想家とは言えない」
健一郎「真に夢想家でない芸術家など価値はない。
そんなものは、優れた職人に遠く及ばない」
健一郎「空想家は、美によってだけ、美の本性においてのみ、その力を推し量ることが出来る」健一郎「人の世には、すべてがある」
健一郎「快楽も、苦痛も、喜びも悲しみも、怒りも、美しさも、醜さも、ありとあらゆるものが詰まっている」
健一郎「世界にはすべてがありながら―
――だが私はそこに属さない」健一郎「だからこそ私は“生きる”意義と意味を見いだす事が出来る」
礼次郎「また同じく、私は“生きる”無意味さと不可解さを見いだす事も出来ると」
健一郎「その通りです」健一郎「美とは、 外側にあるものですよ」
礼次郎「外側?」
健一郎「美もまた、世界に属していません」健一郎「世界の中にあるうつくしさとは、現象としてのうつくしさが明滅しているに過ぎない」
健一郎「だが、その明滅は本質ではありません」
健一郎「美は現象ではないのです」健一郎「現象としてみられる美とはあくまでも、世界で明滅する光に過ぎない」
健一郎「だからこそ、人がそれを受け取った時に、比類無い瞬間を手に入れる」
健一郎「消え去る光の中にこそ、我々は永遠を手にするのです」礼次郎「滅するからこそ、我々は永遠を手に入れる」
礼次郎「生じるからこそ、我々は瞬間を手に入れる」
礼次郎「だが、私はそのお話を聞いて疑問も生まれます」健一郎「どの様な疑問でしょうか?」
礼次郎「だとしたら、 生じる事も滅する必要もない」
健一郎「どの様な理由ででしょうか?」礼次郎「生じず、滅せず、現れず、去らず。
故に、生じて、滅して、現れ、消えていく」
礼次郎「だからこそ、それは永遠であり瞬間でありえる」
礼次郎「瞬間としての美を永遠の相として見るとは、その様なものではないでしょうか?」健一郎「我々は、それが生まれること、そして消えていくこと。
それらを、素直にただ感じれば良いのです」
健一郎「いたずらに、難しく考えてはならない」
健一郎「ありようにしてある。
その事がただ神秘であるのです」礼次郎「ありようにしてある事こそが、神秘ですか……………」
健一郎「たまに、人生を振りかえる時があります」
健一郎「美しい瞬間と醜い瞬間」健一郎「それは不幸な時と幸福な時と同じようなものです」
健一郎「だから私は思うのです」
健一郎「私の人生は美に満ちていました。
美に呪われ、そして美に祝福されていた」健一郎「私の傍らには、いつでも、美の花が咲き乱れ、枯れ、腐臭を放ち、朽ち果てている」
健一郎「醜美とは、祝福と呪いの同義です」
健一郎「それは、恐ろしくも素晴らしきものたちです」健一郎「私の生とはその様なものでした」
礼次郎「…」
健一郎「あなたは。放哉の友人なのでしょう」美とは不思議なものだ。
まったく会った事もない、知りもしない人間。
そんな人間と、 美によって強くつながる事が出来る。
逆に、どれほど親しくしていても、どれほどの言葉を重ねても、つながる事が出来ない関係もある。身近な人と、言葉を交わせば交わすほど、深い孤独を覚える。
言葉の数も、時間も、距離も、関係ない。
そこに美がなければ、人は本質的な意味で、つながりあう事は出来ない。だったら、草薙健一郎と私にどんな美があったのだろうか?
彼には、芸術としての美があり、私には悪徳としての美があった。
その二つは交わる事などあり得ない様に思えたがー
―不思議と交わる事が出来た。美の本質は、「同意」 する事でも「同調」する事でも「考えが同じ」事でもない。
草薙健一郎・本間礼次郎
どんな遠い存在とも、瞬時につながる事が出来るという事。
それこそ芸術の本性なのだ。
年齢
世の中の大半の人間は偽物で喜ぶ愚衆だ
心鈴「私が幼い頃から母はいつでも“世の中の大半の人間は偽物で喜ぶ愚衆だ”と言ってました」
直哉「なかなか辛辣だなぁ」
心鈴「さらに“真にそれが美しいから、 本物だと思える人間などほとんどいない” とも言ってました」心鈴「世の中のすべては、その作品が持つ、経歴であり過去であり、文脈でしかない。
すべての愚鈍な眼は、作品ではなく作品に付随する物語で感動する」
心鈴「ゴッホの絵を真に愛している人間などほとんどいない。
ゴッホの人生という物語を愛しているに過ぎない」
心鈴「美をただの“美”として愛せる人間など稀だ。 世界はジャンクの眼で溢れている」心鈴「それが許せない……………」
本間心鈴
心鈴「だけど、それを変える力など自分には無い」
心鈴「自分が、そういった価値を作り出せる人間であれば良かった」
鳥谷校長vs静流・藍
人にはそれぞれ定められた限界がある
真琴「絶対に届かないものの事」
真琴「誰しもが、一生に一度くらいは憧れの凄い人と自分を重ねる」
真琴「頑張れば、その憧れの人みたいになれると思う」真琴「けどさ、本気でがんばればがんばるほど分かるんだよ」
真琴「その人みたいになんかなれない。
それどころか、 その人の近くにいく事すらできない」
真琴「そして、いつしか気が付くのよ。
届かないから、 それは憧れだったんだってね――」真琴「手が届く目標は、憧れではない」
真琴「届かないと言って、泣いて、それでも欲しいもの…
それを人は、憧れと言う」
真琴「多くの人がそんな形で“届かない場所”を実感する」真琴「人には、それぞれ定められた限界がある。 だから、いろいろな生き方を模索できる」
鳥谷真琴
真琴「みんなが漫画に出てくるヒーローみたいな生き方してたら、世の中はたぶん上手く回らない」
真琴「限界がみえるから、人はいろいろな生き方が出来るの」
幾望の月も――、既望の月も――
「だから、満月の前も後も同じ呼び名なんだよ」
「幾望の月も――
既望の月も――
「満月に再び戻る」「不幸も幸福も同じだ」
「月の満ち欠けみたいなもんさ」
「だから幸福を怖がるな」「やってくるかもしれない不幸を恐れるな」
草薙直哉
「ちゃんと戻ってくる」
「幸福な時間だって再び」
《美》がもし語りえぬものであるのならば
「語りえぬものについては、 沈黙しなければならない」
《美》がもし語りえぬものであるのならば。
それを語ろうとした行為は、《美》に対する冒涜だ。
ここすばひび感すごかった。
苦痛と快楽は同じもの
紗希「学生時代にあいつは良く言っていたよ。
苦痛と快楽は同じものでしかない」
紗希「苦悩も幸福も同じものだ」
紗希「ただ分量の差でしかない」紗希「だから、芸術における苦悩とは、芸術における快楽と同等だと思え。
そうすれば、どんな苦痛も我慢できるだろう」
紗希「ただ、苦痛と快楽はただの差である事を、頭ではなく、身体で覚えるだけだ」
紗希「そうすれば、血によって絵画を描く事が出来る。
それが出来なければ、血によって絵画を描く事など出来ない」紗希「血で絵画が描ければ、誰でもその道は開かれている。
ある意味で、明快で、簡単な事だ」
紗希「お前もやってみればいい」
紗希「そんなもの、簡単に出来るヤツがいてたまるかWhere does humanity come from?
Where is it going to?
How does humanity proceed?
紗希「圭は相変わらず賢いな。その年齢で英文とはな、弓張学園の日曜学校で習ったのか?」
「ああ、俺はキリスト教というものに対して、あまり良い印象が無かったのだけど、 実際に教理問答というヤツを聞くといろいろと考えさせられる」圭「人はどこから来たのか?
中村紗希・中村圭
どこへ行こうとするのか?
人間はどうやって進歩していくのか?」
圭「俺がどこへ行こうとするかは、どうやってその先を進むかによって決まる」
圭「だからー」
良い作品とは有機体である
「良い作品とは有機体である」
「まるで生命の様なかたちをしている」
「それが絵画であれ物語であれ、継ぎ目などない、一つの完全な有機体としての生命である」「良い眼は、絵画や物語の継ぎ目を発見する」
「それが有機体としてかたちをなしてない事を見いだす」
「だから、生命が宿らない作品を見抜く」「有機体でない絵画など単なる工芸品だ」
「眼を楽しませるのならそれでいいだろう。
だが、有機体ではない絵画で、 魂を楽しませることは出来ない」
「魂が喜ばない作品など、 芸術ではない」「それは楽しげな家具と同じだ」
「楽しげな家具、そういった作品もいいだろう」
「人は生活品に囲まれて生活するのだからな」「だが、芸術家は、家具に囲まれて生活するんじゃないんだよ」
「芸術家は、研ぎ澄まされた精神と共に生活する」
「良い作品とは有機体だ」「だが、あんたの作品は、ただ絵の具で描かれた無機物にすぎない」
「楽しげな家具は、生活の役に立つが、
あんたの作品は家具ほども役に立たない」
「娯楽作品のイラストの方がはるかに、 人を楽しませ、時に魂を喜ばせるんじゃないのか?」
なんで俺はこの人の血を受け継いでいないのだろう
なんで、俺はこの人から産まれなかったんだろう。
なんで、俺はこの人の血を受け継いでいないのだろう。
そんな事を思った瞬間、感情があふれ出してきて、
約束された感動
「あの時見た桜を、俺は二度と見る事は出来ない」
草薙直哉
「一度見た、もっとも美しい桜、 最高の美を、我々は二度と見る事などできないんだ」
「二度と、我々は混乱した美を見る事が出来ない」
「我々は混乱と共に訪れる真なる 『美』 を一度しか経験出来ない」
「当たり前だ、 二度目に見たその 『美』 は既に――
それは約束された美でしかない」
「見る前から、約束された反復という美でしかない」
「人は言うだろう。 “これはもっとも美しい”ものだと」
「だがそれは、 すでに言葉になった情動でしかない」
「言葉となった感情は、反復可能だ」
「反復可能の感動とは、 約束された感動でしかない」
「約束された感動は、人を安寧させる」
「眼を楽しませる」
「いや、 魂も楽しませるだろう」
「だが、 それではダメだ」
「少なくとも、俺はヤツの絵から、そんなものを受け取っていない」
「俺がヤツの絵から最後に受け取ったものは、もはや“混乱”という言葉ですら足りない」
「俺の世界を変えるに十分なものだった……………」
「それを、俺はこの十年間で思い知ったんだよ」
モンテカルロ・シミュレーション
優美「だからこそ確率だけが重要なんだよ」
直哉「言う ても難しくない?」
優美「モンテカルロ・シミュレーションとかエクセルで出来るからな。バリュー・アット ・リスクなんか結構簡単に数字に出来るしさ、もちろんあれをプログラムしろと言われたらさっぱりだけど、入力する式はネットに落ちてるし」
『櫻日狂想』によって縛った
「それを、母親は自分の身体で諳んじた『春日狂想』によって縛ったんだよ」
草薙直哉
「愛する人が死んでも、それでも生きろってさ……」
「そのつらさが耐えがたいものであるならば、奉仕の気持ちに逃げ込めばいい――」
しあわせという言葉
「“しあわせ”という言葉はさ、もともとは“する”と“あわす”がむすび付いた動詞で、 それが“しあわす”という名詞化でできた言葉なんだって」
「だから元々 “ しあわせ”という言葉は、運命に対するすべてのめぐり合わせに使われてきた」
「“しあわせ”は“仕合わせ”とも書く、この字だと分かりやすいな」
「“しあわせ”って、 我々が想う様な“満ち足りている”という意味での幸福じゃないんだ」
「どんな不幸なめぐり合わせもまた、昔の人は“しあわせ”と言った」
「なぜ、そんな言葉が“幸福”という意味だけで使われる様になったのだろうな?」「幸や不幸も含めたあらゆる運命の出会いという意味の“しあわせ”を、なぜ人は“幸せ”にしようとしたのだろう」
「“しあわせ”という運命には、死の別れも含まれていた」
「愛する人との別れすら、 “しあわせ”という言葉が使われていた」
「なぜ人はそんな過酷な運命すらも“幸せ”と書き換えられたのだろうな」
「しかもさ、“幸せ”の“幸”という漢字は、刑罰やら手枷が語源らしいぞ」
「すべてが正反対だ。めちゃくちゃじゃないか」直哉「ああ、そうだな…・・・・・すべてがあべこべでめちゃくちゃだ…………
「けどさ、案外、幸せの本質って、めちゃくちゃであべこべな事かもしれない」
直哉「幸せとは罪であり、 そして手枷であり…………… って事か?」「そうかもしれない」
「けどさ、そうじゃないかもしれない」
「手枷は、両手が一つにされているじゃないか」「これは手が合わさる事を意味する」
「“手を合わせる”これも“しあわせ”の語源だと言われる」
「手を合わせるって所作の意味。誰だって思いつく」「それは祈り」
草薙直哉・夏目藍
直哉「祈り…」
「そう、それはたぶん祈りなんだと思う」
櫻の芸術家と共に、咲かす芸術。散らす芸術
「だって、私にはさ。
この瞬間が待っていたんだからさ」
「櫻の芸術家と共に、
咲かす芸術。
散らす芸術」
「私は、
この時を待っていたのだから」「―――――彼女なんかに負けるわけなかったんだ」
長山香奈
香奈の腕はさらに腫れていく。
想像を絶する激痛が彼女を襲っているだろう。
本当に私はここに立っているんだな
「うれしい、
うれしい、
本当に私はここに立っているんだな」
「ここまで遠かった」
「けど、いざその場に立てばあっという間だった様な気もする」「長くて―――――
そして一瞬」
「だから」
「痛さなんか無い。
ここに苦痛なんかない。
だって、私の美は、 そんな苦痛すらものみ込んでいるのだからさ」
「痛みが脳に伝わり、その痛みが筆を通して美となる』
「痛みの先に美しさがあるのだから、
私はいくらでも、
その先に行きますよー」
「――――ついて来られますか?」
「 ああ、
絵の具って、
こんな色になるんですね
信じられない。
ただのチューブの絵の具なのに······
まるで、
無限の透明が
重なって色彩を生んでいる様直哉「その無限は、お前の命だろ」
長山香奈・草薙直哉
「命か。
なるほど、そうなんだ」
「別に、
私、
死にませんけどね」
全力敗北野郎
「敗北の苦痛に、何度も耐えられるもんじゃない」
トーマス
「本当の意味で敗北をするニンゲンなんてほぼない。香、本当の敗北に耐えれるニンゲンなんて皆無!」
「本当に敗北出来るのは!本気で挑んだニンゲンだけザンス!」
「誰もが、 敗北のふりをする。 けれども誰一人として本物の敗北を受け容れる事なんてない!」
「予防線を張った上での小規模な敗北程度しか受け容れられない!!」
「オマエの様に全力で敗北しつづける者などいない!! この全力敗北野郎!!」
「誰もが、 敗北のふりをする。 けれども誰一人として本物の敗北を受け容れる事なん てない!」
「予防線を張った上での小規模な敗北程度しか受け容れられない!!」
「オマエの様に全力で敗北しつづける者などいない!! この全力敗北野郎!!」
ただ俺は捨てるんだよ
「どうなんだろ・・・・・・ただ俺は捨てるんだよ」
中村圭
「すべてを失って、 まるで無知な人となってでも――」
「俺は、数年のうちに、誰も成し遂げなかった様な仕事をやりとげてみせるよ」
「俺は捨てる芸術家」
「お前は集める芸術家」
「少しの光でも、集めて、集めて、集めてさ、誰よりも大きな光に変えてしまう」
お前の筆が奔る先に、必ず俺の魂が宿るんだよ
直哉。
お前は奔り続けられるよ。
お前の、未完な筆は、 無限を目指す翼だ。
どこまでも未完成だからこそ俺すらも追い越していく。それでも、俺はいつまでも、お前のそばにいる。
お前の未完の筆は――俺の未完の魂でさ。
お前の筆が奔る先に、必ず俺の魂が宿るんだよ。
櫻と向日葵
だからさ、何度でも言うよ。
行けよ。ヒーロー。
奔れよ。 ヒーロー。お前は俺が信じたヒーローだ。
そして、俺はお前が信じたヒーローだ。
俺達の未完の筆は、虚空すら色彩で埋め尽くす。それが櫻と向日葵だろ?
恐れなどいらない。
だってさ。だってさ。
夏目圭
俺は夏目圭で。
お前は草薙直哉なんだからさ。
作中で登場したネタ
メーヘレン
メーヘレンとはフェルメールの贋作をナチスドイツに売り続けた男だ。
最初、それが偽物だと分からずに、ナチスにオランダの宝を売り続けた男として国家 反逆罪でとらえられるのだが。
本人が自分が描いた偽物だと主張して、それが証明され、一躍 『ナチスをだました男」 として英雄となった男だ。
詩人ステファヌ・マラルメ
「“虚無を見出した後で、私は美を見出した”」
鳥谷紗希
「“私が今、どんな清澄の高みに踏みこんだか、あなたにはとても想像も出来ないだろう”」
「詩人ステファヌ・マラルメの一節だな・・・・・・」
「世界で迷子だった私を、師匠が見つけてくれた」
「筆とキャンバス」
「師匠が与えてくれた、この二つだけが、私にとって大地に立つ両足だった」
「二つの足で大地を蹴り出して歩きはじめる」
「それこそが、師匠が教えてくれた、世界の歩き方」
『虚無を見出した後で、 私は美を見出した』
「私が今、どんな清澄の高みに踏みこんだか、あなたにはとても想像も出来ないでしょ
う」
心鈴くんが俺の方を向く。
そして笑った。
本間心鈴
直感像記憶
レッチリの全裸ソックス
心鈴「ソックスがあるじゃないですか! ソックスを性器にかぶせればいいのですよ。私の好きなCDのアルバムであるのですよ!」
本間心鈴・草薙直哉
直哉「レッチリの全裸ソックスなんて良く知ってるねぇ!でもダメだから
ローカルルール
ヴェスパ150std
動植綵絵
斗米庵
セブン620R
弓張19-4545-1919
OVNIロボゴルドラック
フランツカフカ
フランツカフカの断章、作中の意図が良くわからなかったんですよね…
だれかわかる人がいたら教えてもらえれば嬉しいです。
シラノドベルジュラック
エリファス・レヴィ
永遠の相
オランダの哲学者スピノザ
作中の絵画
作中の時間演出
ネタに使えそうな画像
あとがき
えー、あまりにも好きな作品すぎて、ネタバレをふんだんに使ってしまいました…
というか引用と画像を用意するのに疲れました…w
あんまり丁寧に感想書いたり、ネタを紹介したりできてません(;´・ω・)
また今度熱が戻った時にでも色々更新しようかと思います!
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