【パルワールド】レンタルサーバーを利用して、初心者でも簡単に個人ワールドを立てる方法【ConoHaVPS for GAME環境】
パルワールド(Palworld)、レンタルサーバーを利用契約して、個人サーバー・ワールドを構築する方法を解説してみました。
レンタルサーバーはどこが良いの?と悩んでいる方や、サーバーを立ててみたいという方向けの記事になっています。
個人でサーバーを立てて遊びたい方は、是非参考にしてみてください。
筆者は「エックスサーバーVPS」を契約しており、パルワールドのサーバーも最初はエックスサーバーVPSさんで運用してました。
しかし、エラーで定期的に再起動をかけないといけないのが面倒なこと、契約期限が迫っていたこともあってConoHa for GAMEを契約してパルワールドの個人サーバーを立ててみました。
「ConoHaVPS for GAME」でのパルワールドの個人サーバー構築では、コンソールやSSHソフトを触らない・コマンド使わずにサーバーを構築できます。
そのため、サーバー初心者でも個人サーバーを立てやすいと思います。
筆者は過去にminecraft・ARKの個人サーバーもエックスサーバーVPSを利用して建ててきました。
パルワールドのサーバーを立てるならレンタルサーバーがおすすめな理由
- 最近は安価にゲームサーバーを借りられるようになってきている
- サブPCを0から用意するなら、サーバーを借りたほうがメリットが大きい
- サブPCのコスト
- 電気代
- ポート開放などの設定知識
サーバーに代用できるサブPCを持っていない限りは、レンタルサーバーがおすすめ!
パルワールドの個人サーバーを建てるなら、レンタルサーバーを借りるのがおすすめです。
個人でサーバーを建てるのであればサブのPCが必要となり、コストや手間だけでなく回線の設定などをする必要があります。
また、最近では国内のサーバーが安価に借りられるようになったことから、レンタルサーバーで個人サーバーを運用するのもアリだと考えています。
ゲームサーバーに代用できるPCを持っていない限りは、レンタルサーバーを借りるほうがおすすめになりますよ!
パルワールドの個人サーバーを建てるメリット
- 大人数でマルチプレイできる
- ゲームホストだと4人まで
- ホストがゲームを落とさなくても他のメンバーが遊べる
パルワールドのレベルや持ち物といった進捗状況はワールドに保存されています。
そのため、一緒に遊んでいたフレンドがゲームを落としてしまうと、他のメンバーはゲームで遊べなくなってしまうのです。
(他のサーバー・ワールドで遊んでもいいかもしれませんが、再度Lv1から始めることになってしまいます。)
ARKのサーバーを立てるならエックスサーバーかConoHaがおすすめ
現状はサーバー構築のしやすさでConoHaがおすすめ!
- ConoHa VPS
- ConoHa for GAME
エックスサーバーはパルワールドに対応したらおすすめ!
性能や反応速度が一番いいサーバー。
- Xserver VPS
- Xserver for Game
※基本的に「VPS」の方が月額自体は安い。
「for Game」はサーバー構築が初心者でも優しめ。
日本国内でレンタルサーバーを借りるのであれば、エックスサーバーさんか、ConoHaさんがオススメです。
筆者は現状この二択だと考えてますが、この記事を書いている時点ではConoHaさんがパルワールドに若干対応しているためおすすめです。
「VPS」「for GAME」とサービス内容は別れてますが、「VPS」はコストが安めで自由に設定できるけれど知識が必要なサービスになります。「for GAME」はサーバーへの知識をそこまで必要としない分、コストが若干高いサービスになってます。
メモリ何GBのプランを契約すればいいの?
- メモリ8GB
- ~4人
- メモリ16GB
- 5~ほど
8GBより低いスペックは不明。
「ConoHa for GAME」を契約している筆者の感覚ですが、現状のパルワールドを遊ぶにはこのくらいのスペックが目安になると思いました。
ゲームがでたばかりで最適化が不十分なこと、サーバーの混雑状況によって変わってくるでしょう。
筆者は6~10人ほどの個人サーバーを建てて遊んでいます。
当初は8GBで契約していたのですが、探索が進んだり建築物が増えてくるとサーバーが重くなっていきました。
スペック不足?から1時間くらいでサーバーから落されるようになったこともあり、16GBのプランに更新しました。←いま(2024/01/23)ここ
今日(23日)16GBで1日運用してみて、明日(24日)に進捗を記事で更新しようと思ってます。
公式は8GBを推奨していますが、8GBでは不十分なのかもしれませんね…
今後も冒険が進むにつれてサーバー強化をしなくてはいけなくなる可能性があります。
後続の方がプラン選びで損をしないように、今後もパルワールドを遊ぶ上での契約プラン情報を更新していきます。
(僕はもう数万円を損してます;;人柱として情報を残します。)
サーバー契約の参考にしてください。
ConoHa for GAMEでサーバー構築した感想
エックスサーバーのサーバー構築がパルワールドに対応しておらず、2~4時間でサーバーの再起動をしなくていけませんでした。
ConoHa for GAMEに乗り換えてサーバー構築後は、定期的にワールドから切断こそされるものの再接続すればワールドにアクセスできています。
サーバー構築後は十分ゲームが楽しめているので満足しています。
しかし、不満に感じたのはサイトの読み込みが遅かったことや、サーバー構築で混雑からなのかエラーが多発し、サーバー構築よりもConoHa for GAMEの使い方を試行錯誤することが大変でストレスでした。
このあたりに関してはエックスサーバーの方が優秀に感じましたね。
パルワールドを早い時期に楽しみたい方は「ConoHa for GAME」をおすすめします。
エックスサーバーがパルワールドに対応した際は、「エックスサーバー for GAME」をおすすめしたいです。
エックスサーバーのパルワールド対応は、トップページなどで確認してください。
ConoHa for GAMEでのサーバー構築でつまづいたネタ置き場
ConoHa for GAMEはパルワールドの個人サーバー構築設定自体はすごく簡単でした。
しかし、筆者はUIやバグ?混雑の不具合?でかなり手間取りました。
それらのノウハウを共有しておきます。
エックスサーバーVPSからの乗り換えをしたのですが、エックスサーバーと比較してUIやページの読み込み速度なんかは劣るなあと実感しましたね。
読み込みが終わるまで余計な操作をしないこと
ConoHaを扱う上で大事だと思ったことが、読み込みが終わるまで余計な操作をしないことです。
読み込み中に他のページに行ったり、設定を更新するとバグりました。
気を付けてください;;
サーバー構築でエラー発生したらしばらく時間を空けたほうが良いかも
サーバー構築後、ステータスがエラーになって何もできなくなりました。
この状態になってしまったら、エラーになったサーバーを削除する必要があります。
エラー⇒削除を2セットほど繰り返してたら、サーバー作成制限を食らいました…
しばらく待ってからサーバー構築したら、サーバー構築できたので混雑状態でのエラーだったのかもしれません。
サーバー構築中、サーバーを立てたばかりの状態でサーバー停止するとバグる
サーバー構築中、サーバーを立てたばかりの状態でサーバー停止するとバグりました。
サーバー構築が終わって、しばらくしてからサーバー停止してください。
サーバー設定の変更方法について
以降はサーバー設定の変更・保守のネタを紹介していきます。
ゲーム内のバランス調整を行いたい方は、引き続き作業を行いましょう!
FTPソフトを使って接続する
編集がしやすいように、FTPソフトを使ってサーバーファイルを編集していきます。
筆者はWinSCPというソフトを使って作業を行っています。
- ホスト名
- IPアドレスを入力
- ユーザー名
- root
- パスワード
- サーバー構築時に設定したパスワード
各項目入力後、「設定」へ進みましょう。
SSH「認証」にて秘密鍵を登録します。
秘密鍵はサーバー構築時にダウンロードしたものになります。
見当たらなければConoHaの管理ページから再発行してください。
WinSCCPではPutty形式に変換しますか?と聞かれますが「OK」を選択して、上書き保存しちゃいましょう。
秘密鍵が登録されたらOKを選択して接続しましょう。
ゲームバランス調整項目一覧
カスタム | 日本語訳 |
---|---|
Difficulty | ゲームの難易度 |
DayTimeSpeedRate | 昼の経過速度 |
NightTimeSpeedRate | 夜の経過速度 |
ExpRate | 経験値の入手倍率 |
PalCaptureRate | 捕獲確率の倍率 |
PalSpawnNumRate | パル出現倍率 ※パフォーマンスに影響します |
PalDamageRateAttack | パルの与えるダメージ倍率 |
PalDamageRateDefense | パルの受けるダメージ倍率 |
PlayerDamageRateAttack | プレイヤーの与えるダメージ倍率 |
PlayerDamageRateDefense | プレイヤーの受けるダメージ倍率 |
PlayerStomachDecreaceRate | プレイヤーの満腹度減少倍率 |
PlayerStaminaDecreaceRate | プレイヤーのスタミナ減少倍率 |
PlayerAutoHPRegeneRate | プレイヤーのHP自然回復倍率 |
PlayerAutoHpRegeneRateInSleep | プレイヤーの睡眠時HP回復倍率 |
PalStomachDecreaceRate | パルの満腹度現象倍率 |
PalStaminaDecreaceRate | パルのスタミナ減少倍率 |
PalAutoHPRegeneRate | パルのHP自然回復倍率 |
PalAutoHpRegeneRateInSleep | パルの睡眠時HP回復倍率(パルボックス内) |
BuildObjectDamageRate | 建築物に対するダメージ倍率 |
BuildObjectDeteriorationDamageRate | 建築物の劣化速度倍率 |
CollectionDropRate | 採集アイテムの入手量倍率 |
CollectionObjectHpRate | 採集オブジェクトのHP倍率 |
CollectionObjectRespawnSpeedRate | 採集オブジェクトのリスポーン間隔 |
EnemyDropItemRate | ドロップアイテム量の倍率 |
DeathPenalty | デスペナルティ None : ロスト無し, Item : 装備品以外のアイテム, ItemAndEquipment : すべての装備品とアイテム, All : 全ての装備品と装備品と手持ちパル |
GuildPlayerMaxNum | ギルドの最大人数 |
PalEggDefaultHatchingTime | キョダイタマゴの孵化にかかる時間(h) |
ServerPlayerMaxNum | サーバーに参加できる最大人数 |
ServerName | サーバー名 |
ServerDescription | サーバー説明 |
AdminPassword | AdminPassword |
ServerPassword | サーバーパスワード |
PublicPort | 外部公開ポート |
PublicIP | 外部公開IP |
RCONEnabled | RCONの有効化 |
RCONPort | RCONで使用するポート |
パルワールドのサーバー設定・ゲームバランスを変更するファイル「PalWorldSettings.ini」は、ファイルパス「/opt/palworld/Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini」にあります。
設定を行いたい場合、各項目を参照しつつ数値を変更しましょう。
筆者は自分のパソコンの中に「パルワールドサーバー設定」というフォルダを作成し、その中に設定前の「PalWorldSettings.ini」を保存しています。
なにかファイルをいじる必要が出てきた場合には、こまめに保存を行うようにしてください。
設定変更後は、サーバーを再起動しましょう!
「PalWorldSettings.ini」ファイルのバックアップ
この記事ではサーバー構築初心者の方も多く閲覧していると思うので、「PalWorldSettings.ini」ファイルのバックアップを掲載しておきます。
「あれ?デフォルトの設定なんだっけ?」
「間違えて消しちゃった…」
という方向けですね。
Googleドライブではデフォルトのファイル自体を置いておきます。
ダウンロードして使ってください。
記事内では、クリックで開く「PalWorldSettings.ini」中身のコードを掲載しているので、既存のコードと照らし合わせる形で活用ください。
デフォルトの「PalWorldSettings.ini」コードを開く
; This configuration file is a sample of the default server settings.
; Changes to this file will NOT be reflected on the server.
; To change the server settings, modify Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini.
[/Script/Pal.PalGameWorldSettings]
OptionSettings=(Difficulty=None,DayTimeSpeedRate=1.000000,NightTimeSpeedRate=1.000000,ExpRate=1.000000,PalCaptureRate=1.000000,PalSpawnNumRate=1.000000,PalDamageRateAttack=1.000000,PalDamageRateDefense=1.000000,PlayerDamageRateAttack=1.000000,PlayerDamageRateDefense=1.000000,PlayerStomachDecreaceRate=1.000000,PlayerStaminaDecreaceRate=1.000000,PlayerAutoHPRegeneRate=1.000000,PlayerAutoHpRegeneRateInSleep=1.000000,PalStomachDecreaceRate=1.000000,PalStaminaDecreaceRate=1.000000,PalAutoHPRegeneRate=1.000000,PalAutoHpRegeneRateInSleep=1.000000,BuildObjectDamageRate=1.000000,BuildObjectDeteriorationDamageRate=1.000000,CollectionDropRate=1.000000,CollectionObjectHpRate=1.000000,CollectionObjectRespawnSpeedRate=1.000000,EnemyDropItemRate=1.000000,DeathPenalty=All,bEnablePlayerToPlayerDamage=False,bEnableFriendlyFire=False,bEnableInvaderEnemy=True,bActiveUNKO=False,bEnableAimAssistPad=True,bEnableAimAssistKeyboard=False,DropItemMaxNum=3000,DropItemMaxNum_UNKO=100,BaseCampMaxNum=128,BaseCampWorkerMaxNum=15,DropItemAliveMaxHours=1.000000,bAutoResetGuildNoOnlinePlayers=False,AutoResetGuildTimeNoOnlinePlayers=72.000000,GuildPlayerMaxNum=20,PalEggDefaultHatchingTime=72.000000,WorkSpeedRate=1.000000,bIsMultiplay=False,bIsPvP=False,bCanPickupOtherGuildDeathPenaltyDrop=False,bEnableNonLoginPenalty=True,bEnableFastTravel=True,bIsStartLocationSelectByMap=True,bExistPlayerAfterLogout=False,bEnableDefenseOtherGuildPlayer=False,CoopPlayerMaxNum=4,ServerPlayerMaxNum=32,ServerName="Default Palworld Server",ServerDescription="",AdminPassword="",ServerPassword="",PublicPort=8211,PublicIP="",RCONEnabled=False,RCONPort=25575,Region="",bUseAuth=True,BanListURL="https://api.palworldgame.com/api/banlist.txt")
現在、筆者が行っているおすすめサーバー設定
- 孵化時間1/72
- デフォルトが長すぎるため
- 死亡時、アイテムをロストしない
- サーバークラッシュ時の保険
実例として筆者が行っているサーバー設定を置いておきます。
サーバー設定の参考として活用ください。
「/opt/palworld/Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini」を編集することで、パルワールドにデフォルトで用意されているゲームバランス内容を編集できます。
卵の孵化時間を1/72に短縮する
卵の孵化にかかる時間がデフォルトだとかなり長いため、短縮を行っています。
変更後
PalEggDefaultHatchingTime=1.000000
変更前
PalEggDefaultHatchingTime=72.000000
死亡時に手持ちのパルや装備・所持品を落とさない
不具合が起きてしまい、で地面に埋まってしまう。
サーバーが落ちたタイミングが悪いせいで、面倒な場所で死んでしまった。
ことを配慮して、「死亡時に手持ちのパルや装備・所持品を落とさない」設定を行いました。
しかし、デスルーラができてしまうなど、ゲームバランスに支障をきたしてしまうので、故意に悪用するのはNGとしています。
変更後
DeathPenalty=None
変更前
DeathPenalty=All
コメント
コメント一覧 (8件)
こちらのサイトをみて設定しています。
同じように設定を施してみたのですが
「サーバー設定」の部分でうまく接続ができません。
WinSCPでIPアドレスと入力して鍵を指定して接続を行うとタイムアウトになってしまうのですがどうすればいいでしょうか??
コメントありがとうございました。
原因はTCP22のセキュリティルール追加でした。
こちらTwitterに連絡いただいて、対応済みです。
記事にも追加で内容を更新しています。
ご質問ありがとうございました!
こちらのサイトを見て設定しているものです。
サーバー設定を弄り上書き保存後再起動をかけたのですが
PalWorldSettings.iniの中身がすべてなくなってしまいました…
この場合どのように対処すればよろしいでしょうか…
コメントありがとうございます。
バックアップを取るように記載してませんでした。すみません。
こういった作業をする際は、ファイルを更新する際は必ず一度手元でも良いので保存するようにしてください。
https://baskmedia.jp/palworld-set-up-personal-server-conohavps/#PalWorldSettings
にて、「PalWorldSettings.ini」のダウンロード先、ファイル中身のコードを記載しましたのでご活用ください。
PalWorldSettings.ini を開いても何も書かれていない真っ白な状態だったのですが、これってどこか間違えてるからこうなっているのでしょうか?
念のため、コードをすべてコピペして貼り付けても変更が反映されないのですが、どのように対処すればよろしいでしょうか……
コメントありがとうございます。
今思いつく原因は、以下になります。
もし、パソコン内に保存してファイルを編集しているのであれば、ウィルスソフトが妨げになっている可能性があります。
一番ありえそうなのは、お使いのテキストエディタがUTF-8のコードを表示してくれない(分かりやすく言えば、コード用のテキストを表示しない設定になっている)ことが怪しい気はしてます。
ちょっと情報量が少ないので詳しく教えてください。
サーバーでゲームは遊べるか(ゲームは正しくインストールされているのか)、FTPソフトを何で使っているか、テキストエディタは何を使っているか、などを教えてもらえれば原因の特定に力を貸せるかもしれません。
追加の情報をお待ちしています。
以前質問させていただいたものです。
設定の反映とiniファイルの中身に関しては解決できました、ありがとうございます!
ですが上記の質問同様に中身がまっさらになっていたことがありましたが
当環境では書き換え後サーバーを一度シャットダウンから起動し直す事で設定が反映されました。
以前質問させていただいたものです。
返信ありがとうございます!
パソコン初心者なので上記のことを調べつつ原因を調べていたのですが、他の方がコメントされているシャットダウンすることで反映されました。
再起動では反映されなかったようです。
追記
書き換えてもゲームは遊べた・テキストエディタはメモ帳(PC購入から変えてない)・FTPソフト(WINscp)