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BingAIとChatGPTを比較してみた【使い分けのポイントは?】

BingAIとChatGPTを比較して、どういった違いがあるのかを記事にして紹介しています。

『どっちのAIも同じじゃないの?』

『どう使い分けたらいいのかわからない。』

といった悩みを解決できるように分かりやすく解説してみました。

それぞれのAIチャットサービスの特徴を理解して、AIを使いこなしていきましょう!

目次

BingAIとchatGPTについて

AIチャットサービスは、人工知能(AI)が自然な会話を行うことができる技術です。

AIチャットサービスの中でも、特に注目されているのが「BingAI」と「ChatGPT」の2つのサービスですね。

「BingAI」と「ChatGPT」は、どちらも自然言語処理のための言語モデルを利用したチャットサービスですが明確な違いが存在します。

それではどのような違いがあるのか紹介していきます(‘ω’)

サービス提供元が異なる

サービス提供元
  • ChatGPT
    • OpenAI
  • BingAI
    • Microsoft

開発元が異なることは、「BingAI」と「chatGPT」の大きな違いの一つになります。

「BingAI」はMicrosoftによって開発されたチャットサービスであり、「chatGPT」はOpenAIプロジェクトによって開発されたチャットサービスです。

サービス提供元であるMicrosoftとOpenAIは、人工知能技術の研究や開発において協力関係にあります。

この2社がライバルではなく協力関係であるのは、一企業として商業的な利益や競争力を重視するMicrosoftと、AIによる人類全体の利益や倫理性を重視するOpenAIとで目指す場所が違うからです。

使い方が異なる

各AIサービスの使用用途
  • ChatGPT
    • コミュニケーション
    • エンターテイメント
  • BingAI
    • 情報提供
    • 検索支援

サービス元が異なることは前述しました。

であるなら、各サービスも最適な使い方や使用用途が異なることも理解してもらえるかと思います。

ChatGPTではコミュニケーションの取り方を人間に寄せているため、AIとのコミュニケーションやエンターテイメント性が強いでしょう。

一方で、BingAIは従来の検索方法をAIによって強化することにより、情報収集や問題解決への能力を高めています。

トレーニングデータの違い

トレーニングデータの違い
  • トレーニングデータは両者に差はない
  • インターネット検索結果を参照するか否か
    • ChatGPT⇒検索結果は参照しない
    • BingAI⇒検索結果も参照する

「BingAI」と「chatGPT」は、トレーニングデータに違いがあります。

トレーニングデータとは、言語モデルが学習するためのテキストデータのことです。

「chatGPT」は、インターネット上のテキストデータ(データ量約570GB、パラメータ数約1750億個)を使って事前学習されました。

「ChatGPT」は大量のテキストデータを学習することで、幅広い話題や知識に対応できるようになりました。

「BingAI」の中身はChatGPT
「BingAI」の中身はChatGPT

「BingAI」の中身は「ChatGPT」であることが判明しているため、トレーニングデータに関するほぼほぼ違いはないでしょう。

しかしながら、「ChatGPT」は事前学習したテキストデータ以外の関連情報への読み込み制限があります。

(「ChatGPT」はインターネットで最新情報を検索するわけではないということです。)

「BingAI」は事前学習データと関連する検索結果を読み込んで学習し、最新情報に対応できるようになりました。

しかし、検索結果が不完全・不適切な場合に、回答が曖昧だったり間違ったりする可能性があります。

ChatGPTに関するトレーニングデータに関する解説は以下の記事でも行いましたので、こちらも参考にしてもらえればと思います。

応答時間に関する違い

「ChatGPT」の方が「BingAI」よりも基本的に早い

「ChatGPT」は事前学習したテキストデータを内部的に保持しているため、質問に対して素早く回答できます。

「BingAI」は検索結果を加味するため、「ChatGPT」よりも返答に時間がかかる。

情報に関する精度の違い

情報の精度

質問の内容によるが、最新の情報に関しては「BingAI」が強い

前述したトレーニングデータですが、「ChatGPT」に含まれている情報は古いものが事前学習として入力されています。

対して、「BingAI」はWeb検索を加味してくれるため、最新情報に関してはアドバンテージを持っています。

例えば、『付近で美味しいランチのお店を教えて』と尋ねると、「ChatGPT」が行った回答のお店は営業時間の変更・閉店・移転などが行われている可能性があります。

まとめ

まとめ
  • ChatGPT
    • コミュニケーション能力に長ける
    • 最新情報×
  • BingAI
    • 情報提供に特化
    • 最新情報に対応しているが、検索結果が不適切な場合に機能しない

まとめるとこんな感じでしょう!

それぞれのAIの長所を理解して使いこなしていきましょう(‘ω’)b

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この記事を書いた人

kanbatchのアバター kanbatch Writer

多趣味な何でも屋です。
主に後続の人が苦労しない様にノウハウをまとめることを好みます。
たまにYoutubeでも解説動画を投稿してます。

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