【崩壊スターレイル】丹恒のビルド比較や評価、運用上の注意等について

崩壊スターレイル(崩スタ)、星4キャラ「丹恒」のビルド等や評価について、スプレッドシートからの計算結果を基に掲載しています。

丹恒のスプレッドシート(遺物セット/メインステータス/凸比較)

今回作成したスプレッドシートです。
(遺物セット比較/遺物メインステータス比較/凸比較等)

今回はこのシートを根拠に語ります。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1A9snSt74oSOnd8aE0pctFL04DSThidDkncLEP7AFk3M/

詳細な前提条件等についてはスプレッドシート側に記載しています。
概ね、“リアルマネーのかからない範囲で最大まで強化した丹恒の試算”という感じです。

疑問点や計算ミスに気づいた等あれば報告頂ければ幸いです。

配布にも関わらず高評価キャラ、丹恒

序盤で入手できる配布キャラ、丹恒ですが、中国語圏、英語圏の両コミュニティから高い評価を受けています。

例えば、bilibli動画に投稿されていたキャラクターDPSランキングでは以下のような結果が出ており、丹恒はメインアタッカーで4位、サブアタッカー運用で5位という結果です。

また、英語圏のサイトのダメージランキング(単体)では、彦卿とほぼ同率で2位という扱いになっています。

以前、私の側でも弱点属性と非有利属性で殴った際の差をチェックするためにキャラ毎のシートを書いて比較しましたが、シートを書いたキャラの中では2~3位という結果でした。

今回は、丹恒のパワーやビルド等について計算し、比較や解説等を行います。

丹恒の高評価の要因について

私の側で行った計算では、丹恒の高評価についてはある程度納得の行く結果が出ました。

以下、丹恒のパワーの源になっていそうな部分について記載していきます。

天賦による耐性貫通

丹恒が味方スキルのターゲットになった時、次の攻撃の風属性耐性貫通+36%。この効果は2ターン後に再度発動できる。

天賦「寸長寸強」Lv10

ダメージ計算式の問題で耐性貫通は別枠バフのような扱いなので、丹恒は天賦によってダメージを大きく伸ばすことが出来ます。

この天賦を必殺技に完璧に合わせられる場合と適当に運用する場合では8%程度の差がありますが、実際には完璧にタイミングを合わせるのは難しいでしょう。
(必殺技に合わせるためにEPを余らせたりしてもダメージが低下する)

そのため、人やサイトによって評価が異なっているようです。

とはいえ、天賦タイミング調整無しでも彦卿と同等程度のダメージを持っているので、現状の巡狩キャラの中では優秀と言えます。

優秀なダメージ倍率

他のキャラは自己バフや再行動等があるので一概にダメージ倍率だけで判断できませんが、丹恒のダメージ倍率はかなり良い数値(巡狩キャラ中1位)に設定されています。

	スキル(Lv10)	必殺技(Lv10)
丹恒	260%	520%(減速時)
ゼーレ	220%	425%
彦卿	220%	350%
素裳	210%	320%

また、一番盛るのが難しい属性ダメージボーナスを軌跡に持っている点もかなり良いです。

丹恒と他のキャラの比較、評価

巡狩キャラの中では丹恒は非常に良い数値を残しており、私の試算によると彦卿を凌いで2位でした。

天賦タイミングを合わせない場合は非有利で210000程度ですが、以下の計算結果では依然として2位です。

被弾が許されない彦卿と比べると天賦タイミングを気にするだけで良い丹恒は運用しやすく、計算上のダメージを出しやすいキャラクターになっています。

崩壊スターレイルにおいては有利属性で殴ると1.25倍程度にダメージが増えるという仕組みになっているため、最終的には全属性のアタッカーを育てることになりそうですが、丹恒は現状では最高峰の風属性アタッカーと言えそうです。

ただし、乱数による

ただし、丹恒のスキルキットは乱数に依るものも多いです。

100%の基礎確率で攻撃を受けた敵の速度-12%、2ターン継続。

雲騎槍術・疾雨Lv10

計算上では減速は確定ヒットという前提で計算していますが、基礎確率100%の減速状態を維持できるかは難しいです。(高Lvでは敵の耐性は40%以上あるらしい)

混沌の記憶の5層ぐらいから、すでに減速状態の抵抗表示を見るようになってきています。

また、計算上では以下の自己への速度バフも100%で計算していますが、実際には25%ぐらいで維持出来ないことになりますね。

攻撃を行った後、50%の固定確率で自身の速度+20%、2ターン継続。

軌跡「絶影」

天賦の問題等々もありますし、実際のプレイで計算上のパフォーマンスを100%出すのは難しいでしょう。

丹恒のビルドについて

以下、詳しく解説していきます。

光円錐比較(丹恒の光円錐ランキング)

以下は丹恒においての光円錐ランキングです。

これについては別のシートにまとめています。

論剣や星5光円錐があればそれを持たせ、無ければヘルタショップの星海巡航(重畳5)を目標にするのが良いと思います。

遺物セット比較

風セット(鷹4)が理想だがガンマンと混ぜても悪くない(3%程度)

2セット効果：風属性ダメージ+10%。

4セット効果：装備キャラが必殺技を発動した後、行動順が25%早まる。

昼夜の狭間を翔ける鷹セット

丹恒は必殺技の回転率が良く(100EP)、3ターンに1度ほどのペースで必殺技を撃つことができるため、「昼夜の狭間を翔ける鷹」4セットの恩恵を受けやすいです。

理想は鷹4セットですが、属性ダメージ部分を貰いガンマンと2/2で混ぜて使ったり、速度バフが貰えるガンマン4セットもそれほど悪くはないようです。

速度靴 vs 攻撃靴

3%程度の差で速度靴が優勢。
辛ければ攻撃靴でもOK

以前、殴るターン数で攻撃靴と速度靴の有利不利が覆ったことや、後半の混沌の記憶は6ターンや7ターン制限という事であるという点も踏まえ、戦闘ターン数ごとに比較を出してみました。

実際の戦闘ではバフの乗り方や混沌の記憶でのウェーブ制による行動値のリセット等もありますが、８ターン、６ターンの場合は速度靴有利、７ターンの場合は攻撃靴が有利(必殺技のタイミングの問題で)という結果になりました。

理想は攻撃力バフの乗りが良い速度靴ですが、無バフ環境下では3%程度の差なので、厳選が辛ければ攻撃靴でも良いと思います。
丹恒の場合は自前で速度バフがあるため、ある程度の速度を自分で確保できています。

攻撃を行った後、50%の固定確率で自身の速度+20%、2ターン継続。

軌跡「絶影」

遺物メインステータス

属性ダメージボーナスのオーブ > 会心服の順でダメージに寄与する

「 会心 / 速度 / 属性% / 攻撃力 」を基準に、遺物メインステータスの変動がどれだけの差になるかです。

「風属性ダメージボーナス」を貰えるオーブが一番火力低下が激しく、次点で「会心率/会心ダメージ」を貰える服の部位の火力低下が厳しいようです。

サルソット vs 宇宙封印ステーション

無バフ状態でサルソットとステーションが僅差
＝サルソットが優勢

会心率と必殺技に与ダメージボーナスが貰える「自転の止まったサルソット」と、最大24%の攻撃力バフを貰える「宇宙封印ステーション」の比較です。

丹恒においては必殺技と天賦のタイミングを合わせるというダメージ向上の小技がありますが、必殺技にタイミングを合わせる場合、合わせない場合についても試算しています。

サルソットvsステーション問題は、一般的には(私の計算によれば)宇宙封印ステーションが優勢ですが、必殺技の回転率が良い丹恒においてはどちらも同等程度のようです。

また、攻撃力バフは外部から貰いやすく、積めば積むほど数値による恩恵が薄くなっていくため、丹恒においてはサルソットが優勢と言って良さそうです。

丹恒の星塊(凸)比較、解説、評価

それぞれの凸効果についても計算したので簡単な補足と一緒に紹介します。

2凸

丹恒が味方スキルのターゲットになった時、次の攻撃の風属性耐性貫通+36%。この効果は2ターン後に再度発動できる。

天賦「寸長寸強」Lv10

数値上では一番伸びが良いのは2凸(天賦のクールタイム-1ターン)ですが、実際には1ターン毎にバフや回復の対象にするのは構成を寄せないと難しそう(例えば停雲/アスター/なのかとか)なので、理論ほどの強さは無いと思います。

実際には4%程度になるかなと予想しています。

5凸

必殺技と天賦のLvが伸びる5凸も数値上では良いですが、今回は必殺技を天賦と完璧に合わせられる前提なので、有利な前提条件になっています。

実際には3%程度だと思います。(数値上では5.3%)

1凸、3凸

平時のダメージソースであるスキルのダメージ倍率が伸びる3凸、HP50%以上の敵への会心が伸びる1凸は、実際のプレイでも計算上の強さを見せてくれるでしょう。

おそらく丹恒の凸効果で最も強い効果はこの2つです。

4凸、6凸

今回の前提条件では4凸(必殺技で敵を倒すと行動順が早まる)、や6凸(速度デバフ強化)の価値については測ることはできません。

減速効果10% -> 18%は、8ターンでの計算であれば、敵の行動回数が一回減らせる程度の計算になります。
（敵の速度が100として(実際はもう少し早いはず)、850/(10000/90)=7.65(回)、850/(10000/82)=6.97(回)）