【崩壊スターレイル】遺物「蝗害一掃せし機械騎士」【Ver2.3実装】

蝗害一掃せし機械騎士

崩壊スターレイル(スタレ)、Ver2.3実装の遺物「蝗害一掃せし機械騎士」の性能・効果を掲載しています。
崩スタ攻略の参考に活用してください。

目次

遺物「蝗害一掃せし機械騎士」

蝗害一掃せし機械騎士
鉄騎の偵察ヘルム
鉄騎の粉砕アーム
鉄騎の銀影アーマー
鉄騎の行間グリーブ
2セット

撃破特効+16%。

4セット

装備キャラの撃破特効が150%以上の時、敵に与える弱点撃破ダメージが防御力を10%無視する。
装備キャラの撃破特効が250%以上の時、さらに敵に与える超撃破ダメージが防御力を15%無視する。

ストーリー

鉄騎の偵察ヘルム(頭部)

太陽を遮るようなスウォームが火の海で灰となり、銀白の雪が深宇宙に漂い、恒星の淡い光を照らしている。その瞬間だけ、耳元で絶え間なく聞こえる羽を震わす音と通信チャンネルの命令がようやく静まり返る。
「帝国」を襲撃したスウォームは完全には一掃されておらず、短い間を置いた後で次の出撃命令がいつものように再び鳴り響くだろう。
「帝国」の鉄騎である彼女は深髄信号の伝達によってもたらされる外の世界の風を感じながら、前回コックピットから離れたときのことを思い出していた。熱風が長い髪をなびかせ、熱を帯びた空気が彼女のうなじにまとわりつき、肌は汗をかいていた。彼女はそのような感覚が嫌いではなかった。それは模擬信号よりもはるかに生き生きしている。装甲は感覚器官をパイロットと高度に同期させている。それによってロストエントロピーの苦痛が増すことになったとしても、虫の末裔に勝つためには、もはや鉄騎に選択の余地はなかったのだ。
「グラモス軍規第43条、生存している鉄騎は自ら原隊復帰するものとする……」
鉄騎が処刑人の銀色の甲冑を目にした時、ようやく装甲の感覚信号が自分を欺いていたことが分かった――次の出撃命令はもう鳴らないだろう。なんと残酷で短い休憩なのだろうか。

鉄騎の粉砕アーム(手部)

グラモスの鉄騎は鉄の拳を握りしめて汚れた羽を引きちぎり、圧力を失った虫の腹部から腐食性の液体が飛び散るままにした。虫の液体が銀色の甲冑に触れた瞬間、気化し、血の汚れだけが残った。
装甲と虫の足の残骸が深宇宙の破片となり、グラモスを囲む「死の川」が重力に引っ張られながら静かに流れ、血戦はようやく終わりを迎えた。
議会首脳部は戦後の情勢について話し合い、これまで実権を握ったことのない「タイタニア」に裁きを下すことにした。なぜなら彼女は虫たちと互角に渡り合う鉄騎兵団を従えており、彼女の存在は共和国存続にとって最大の潜在的リスクとなるからだ…人々は平和の鐘を鳴らし、スウォームが消え、澄んだ青空が再び共和国に戻ったことを宣言した。
「もし『女帝』に制約を加えなければ、他にこのような兵器を制御できる者などいるだろうか?」
鉄騎たちは短い生涯の中で絶えず鉄拳の力を磨いている。しかし、彼らは議会の者たちの青白く力のない節くれ立った手が高く挙げられると、グラモスの命運を左右するまでの力を持つということを考えたこともなかった。

鉄騎の銀影アーマー(胴体)

激しい炎の数筋の光が夜空を切り裂き、日の出を迎えつつあった地平線を越え、グラモスのさまざまな星域へと向かっていく――それは共和国の住民にとっても最もなじみ深く、そして最も恐れている日常であった。
銀の影の装甲が空を舞う。彼らは一刻を争ってぼこぼこになった戦場へと急ぐが、自分たちが日夜守っている光景を見下ろす暇はない。
女帝の命令は口答えを許さず、顔の似た戦士たちが培養槽から誕生し、女帝に忠誠を尽くしてグラモスの空を奪還すると誓った。鉄騎は飛虫の屍の山や血の海を越え、虫の殻の焦げた余燼を燃やし、巨大なあごに生えた歯の残骸を粉砕した…グラモスの鉄騎の宿命は、慢性的に解離するエントロピー変化に耐え、生と死の境で激しく燃え上がることだ。
炎が完全に消され、空を覆う虫が黒い焦土へと変わり、生きて帰ってくる者がいなくなるまで――このような日常は続いていく……
生きるとは何か?推進装甲の加速度が胸を強く圧迫し、ロストエントロピーで麻痺していた痛みが手足に一瞬現われたとき、彼らは「生」を少しだけ感じられるのだ。

鉄騎の行間グリーブ(脚部)

鉄騎の足跡はグラモス「帝国」の隅々にまで広がっており、灼熱の流星のようだが、タイタニアが作った「夢」からは抜け出ていない。
共和国の人々は戦いのために生まれた兵団を心配していた。それまで存在しなかった「帝国」と自分たちのよく知る領域は一体どれほど重なり合っているのだろうか……
女帝は自分の騎士たちに名誉と信仰を与え、鉄騎は女帝に忠誠と誓いを捧げた…新人類は続々と培養槽から生まれ、ナンバーと使命を与えられている。旧人類は鋼鉄の壁の下に隠れ、長く待ち望んだ平和をびくびくしながら享受している。静かなうそは誰かによって暴かれる必要がある。人類の本質を揺るがす戦争の手段はこの世に存在すべきではない。天災が消えれば、心に恐怖を抱く人々はゆがんだ戦争の産物を徹底的に破壊するだろう――
鉄騎のすね当てが空を突き破る。彼らが望みさえすれば、どの星にでもたどり着ける。
しかし、「帝国」はもはやどこにも見つからず、鉄騎たちの前に存在するのは定められた軌跡だけだった。1つは死に、もう1つは自分につながっている。

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