崩壊スターレイル(崩スタ)、次元界オーナメント「宇宙封印ステーション」「自転が止まったサルソット」の差や優先度について、自分でスプレッドシートを用いた計算等をもとに比較しています。
- 英語圏と中国語圏で宇宙封印ステーションとサルソットの優劣の結論が別れている
- どちらの計算結果でも僅差という共通点がある
- 自分でシートを書いて計算した結果では「宇宙封印ステーション」が有利
- どちらも僅差で、ほぼ同じものとして扱って良いと思う(最大で5%程度)
- サルソットが優勢になるのは外から大量の攻撃力バフ(50%以上ぐらい?)が貰える場合
- 個人的には、「仙舟セット」を一緒に掘れる宇宙封印ステーションのほうが良いと思う
アタッカーの次元界オーナメント問題
現状では、メインアタッカー向けの次元界オーナメントセットは以下の2つが良いとされています。
- 宇宙封印ステーション – 攻撃力が+24%
- 自転が止まったサルソット – 会心率+8%、会心率が50%以上の場合必殺技と追加攻撃の与ダメージ+15%
装備キャラの攻撃力+12%。装備キャラの速度が120以上の場合、さらに攻撃力+12%。
宇宙封印ステーション2セット効果
装備キャラの会心率+8%。装備キャラの会心率が50%以上の場合、必殺技と追加攻撃の与ダメージ+15%。
自転が止まったサルソット2セット効果
この2つの遺物セットですが、どちらがより良いものかという点について盛んに議論が行われています。
宇宙封印ステーション派閥
例えば英語圏のサイト、prydwen.ggは「宇宙封印ステーション」推しです。
prydwen.ggではゼーレのビルドに関するスプレッドシートが公開されており、根拠を示した上で「僅差だが宇宙封印ステーションが上回る」と結論付けられています。
サルソット派閥
一方で、中国語圏のコミュニティではサルソットのほうが優れているという意見のほうが多いようです。
(とはいえ、こちらでも最大3.91%の僅差ということになっています。)
上の画像は動画のキャプチャで、根拠になるスプレッドシートは私の側では見つけられていません。
また、英語圏で作成されたコミュニティビルドガイドでもサルソットのほうが優先度が高いというような書き方をしています。
自分で試算してみる
という事で、自分でシートが書けるようになったのでいくつかのキャラクターで試算してみます。
今回試したキャラはゼーレ、景元、セーバル、丹恒の4人です。
光円錐は入手しやすいもの(星海巡航S5,朝食の儀式感S5)を使っています。
スプレッドシート:https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nt3Mk54QJr6qtLdvi5a8sZ5ff4uyacBvOR10AdBgcf8/htmlview
(何か気づいた点や不明な点があれば連絡頂けると幸いです。)
結果としては、今回使った前提条件とキャラでは、宇宙ステーションが優勢でした。
唯一、敵が単体の場合の景元のみサルソットが優勢です。(神君による攻撃が追加攻撃扱いのため。)
しかし、景元は敵が増えるほどスキルによる全体攻撃のダメージ割合が上がってくるので、サルソットが優勢な景元においても3体を相手にする試算では宇宙ステーションが優勢でした。
追記 … 丹恒
記事公開後、丹恒についてもう少し詳細に試算した場合では、必殺技の回転率の高い丹恒においては僅差でサルソットが優勢になりました。
上の表との相違は天賦タイミングの違い(今回の結果は必殺技に完璧に天賦の耐性貫通を合わせている)と必殺技に5EP不足している場合はオマケしている点、星海巡航のHP50%以下のボーナスを考慮している点です。
実際には必殺技のタイミングに完璧に天賦を合わせることは難しいので、宇宙ステーションが優勢ということで良いと思います。
前提条件を変えてみる
今回の前提条件下での試算では宇宙ステーション側が有利という結論を得られました。
しかし、サルソット側が有利な場合はどんな場合か気になったので、前提条件を変えながら数値を見ていってみます。
- 外部バフ影響下(仙舟セット3個による+24%攻撃力バフ)
- 遺物サブステータスの4/10/10制限を撤廃する
- その両方を適用してみる
- 仙舟バフ3つ + 停雲スキルバフ(攻撃力+50%,付加ダメージ)
- 遺物サブステータスを会心関連に振れなくする
「仙舟バフ3つ+停雲バフ影響下」の場合以外では、宇宙ステーションが優勢でした。
また、宇宙ステーションは攻撃力%のため、攻撃力バフが多い環境ではサルソットが追い上げてきているようです。
数値を弄って遊んでみたところでは、攻撃力バフ50~60%程度でサルソットが宇宙ステーションを追い越すようです。
仙舟セット
今回の計算は外部バフを考慮していません。
例えば、仙舟セット(味方全体の攻撃力+8%)は複数人にもたせても効果がある(らしい。こちらでは未検証)ので、メインアタッカー以外の3人が持てばメインアタッカーに24%の攻撃力バフを渡すことが出来ます。
装備キャラの最大HP+12%。装備キャラの速度が120以上の場合、味方全体の攻撃力+8%。
老いぬ者の仙舟2セット効果
仙舟の効果が3セット分ある環境では1%以下の差になり、宇宙ステーションとサルソットの差は縮まっています。
遺物サブステータスの規格
今回の前提条件は24回のサブステータスを、4/10/10個の制限付きで振り分けられるというものです。
(攻撃力%に3回、速度に1回、会心率に10回、会心ダメに10回といった感じ)
理論上では48~52回程度のサブステータスが振り分けられるようですが、現実的に見て、うち24回だけ使えるといった感じで規格を設定しているようですね。
4/10/10の回数制限のため、この規格では会心率/会心ダメージのバランスを大きく崩します。
(ちなみにこれほどバランス超過が起きてもサブステータスは攻撃力%より会心率のほうが優勢でした。)
今回はこの規格で計算を行いましたが、他のサブステータス規格を使った場合、サルソットと封印ステーションの優劣が入れ替わっているのかもしれません。
なので、「全ステータスに最低2回、好きな部位に最大24回まで、合計48回サブステータスを振れる。4/10/10等の回数制限無し」というサブステータス規格で計算してみます。
この場合では、ステーションとサルソットの差は縮まりましたが、依然として宇宙封印ステーションが有利のようです。
また、逆に会心関連に全くサブステータスを振れないよう調整した場合も宇宙ステーションの有利でした。
つまり、両方合わせたら?
仙舟3セット分(攻撃力24%)、サブステータスの制限を撤廃した場合では、サルソットと宇宙封印ステーションが誤差レベルの差になっています。(0.1%)
制限を撤廃した場合のサブステータスですが、会心率に29.2%、会心ダメージに104.9%盛れています。
現実的にこの数値が達成できるかは計算していないし私の環境でやってもいないので不明ですが、かなり厳しそうです。
停雲バフ影響下
また、宇宙ステーションは攻撃力%バフなので、攻撃力バフの多い環境では不利になっていくはずです。
仙舟3セット(24%)+停雲(50%)の環境下では、0.1%の差でサルソットが有利になりました。
ファーム場所
また、宇宙ステーションとサルソットの差として大きいのは、「宇宙封印ステーション」の場合では、汎用性の高い「老いぬ者の仙舟」セットも同時に掘れる事です。
メインアタッカーに攻撃力8%バフを渡せるため、特に調和、豊穣キャラは「老いぬ者の仙舟」セットが優先されるでしょう。
サルソットの相方は「建創者のベロブルグ」で、こちらは存護キャラ向けのものになっています。
装備キャラの防御力+15%。装備キャラの効果命中が50%以上の場合、さらに防御力+15%。
建創者のベロブルグ2セット効果
まとめ
- 僅差だが、大体の場合において宇宙ステーション > サルソット
- ただし、大きくて5%程度の差なので正直なところどちらも同じものとして扱って良いと思う
- (持続ダメージキャラだけは別で、会心が乗らないので攻撃力優先)
- 個人的には一緒に掘れる遺物の都合上、「宇宙封印ステーション」推し
- 今後、攻撃力バフをもっと盛りやすくなってきたらサルソットが優勢になるかもしれない
今回試した前提条件の範囲では、サルソットが優勢なシチュエーションはほぼ無かったです。
とはいえ、サルソット、宇宙封印ステーションどちらもほぼ近い数値を出しています。(最大で5%程度)
個人的には普通のキャラでは誤差だと思うので、どちらを付けても良いと思います。
+15まで育てたサルソットを砕いて宇宙封印ステーションに乗り換えるといった事をする必要も無いでしょう。
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