崩壊スターレイル(崩スタ)、EP関連の個人的な検証メモです。
- ゲーム内には固定値のEP回復(EP回復効率が載らない)とそうでないものがある
- 殆どのEP回復には回復効率が載るが、一部そうでないものがある
- 今回検証したもの「等価交換」、「輪契」、停雲の必殺技
- EPは小数点以下まで計算されている
- 表示上は小数点以下切り捨てで表示されている
はじめに
- ビルド等の計算の際に、EP回復効率の処理について詳しく知る必要が出た
- 前回検証した際の動画は削除してしまっており確認出来ないので、再度検証を行って動画をアップロードすることによって確認可にしたい
固定値EP回復
スターレイルにおいてはEP回復効率の乗らない、固定値EP回復という要素があります。
例えば停雲の必殺技は固定値回復でした。
hoyoverseの過去作である「原神」では、元素粒子から貰える必殺技ゲージ以外は全て固定値回復でしたが、今作でも同じかどうかは全て検証してみないと分かりません。
停雲の必殺技
例えば、停雲の必殺技は味方に50EPを渡すことが出来ますが、私の検証によるとこれは固定値回復でした。
戦闘開始直後にゼーレに対して停雲の必殺技(+50EP)を使い、EPを確認してみます。
ゼーレの初期EPは120/2=60EPなので、50EP貰うと110EPになります。
もしも効率縄が載るのなら(今回は12.9%EP効率)、56.45貰え、116EPになることになります。
(ゲーム内の小数点以下の扱いについてはよく分かっていませんが、とりあえず増えている(116か117になっている)ことが確認できれば良しとします。)
前半はゼーレ側にEP縄を持たせ、後半では停雲側にEP縄を持たせていますが、どちらの場合でもEPは110なので、停雲の必殺技は固定値回復という事で良さそうです。
とりあえず、ゲーム内に「固定値回復」(EP回復効率が載らない)という概念がある点や、停雲の必殺技がそれにあたる点については間違い無さそうです。
EPの小数点以下の扱い
今回の検証で一番煩わしい部分が小数点以下の扱いで、後の検証のために結論付けておく必要があるため検証を行いました。
結果としては、以下のような知見を得られました。
- EPは小数点以下まで計算されている
- 表示上は小数点以下切り捨てで表示している
- 必殺技後のEP5回復は固定値ではない
また、今回使ったEP効率縄は12.9%のEP回復効率を持っています。
他にEP縄や関連装備が無いので今回はこの数値でのみ検証します。
小数点以下は切り捨て表示
表示上のEPは四捨五入だと誤解していましたが、実際には小数点以下切り捨て表示されていたようです。
- 停雲の1ターン目開始時 = 65EP(130/2=65)
- 通常攻撃後のEP = 65+(20*1.129)=87.58
- 四捨五入なら88表示だが、表示は87
(検証に使った動画)
小数点以下は計算されているのか、必殺技は固定値回復なのか
気になったのは「小数点以下は切り捨てられているのか」「表示上見えないだけで内部では計算されているのか」という点なので、「必殺技を使用した後にスキルを使用」して、内部でEPが計算されているかチェックしてみます。
EP縄を付けている場合(今回は12.9%)、必殺技直後のEPは(5 x 1.129=5.645)になるはずですが、表示上は5です。
(上の検証で点以下の表示は切り捨てられている事が分かったので、これは想定の範囲内です。)
この後、スキルを使用してEPを観察します。
場合によって、以下の2つの結果が得られるはずです。
- 必殺技が固定値5EPだったり、点以下が計算されていない場合 = 表示38
- (5 + 30*1.129 = 38.87)
- 必殺技が5EP(効率が乗る)場合 = 表示39
- (5*1.129 + 30*1.129 = 39.515)
結果としては、小数点以下は計算されており、また、必殺技によるEP5回復にもEP回復効率は載っているようでした。
(検証に使った動画)
輪契
装備キャラが攻撃を行った後、または攻撃を受けた後、さらにEPを4/5/6/7/8回復する、この効果は1ターンに1回まで発動できる。
今回の検証の発端になった問題の光円錐です。
敵を殴るとEPが回復するので、多くのサポートで有用でしょう。
ゼーレと相性の良いサポートや停雲の光円錐比較、ビルド等で計算してきましたが、これが固定値なのかそうでないのかでダメージやビルドが変わってしまうため、もう一度検証してみます。
開始 → 通常殴り
- 開始:65EP(130/2=65)
- 通常攻撃した後のEP表示:96
- 輪契に載る場合 = 65 + (28*1.129) = 96.612
- 載らない場合 = 65 + (20*1.129) + 8 = 95.58
(検証に使った動画)
必殺技 → 通常攻撃
念の為(小数点以下等でミスがないか確認したいので)、必殺技 → 通常攻撃のパターンでも確認してみます。
- 必殺技直後のEP:5*1.129
- 輪契に載る場合:37.257(5*1.129 + 28*1.129)
- 載らない場合:36.225(5*1.129 + 20*1.129 + 8)
(検証に使った動画)
点以下は表示されないので厳密な数値を確認することが出来ませんが、どうやら載るということで良さそうです。
点以下の扱いについてよく分かっていなかったので(四捨五入だと思っていたため)、以前は輪契についてEP効率が載らないと誤解していたようでした。
輪契はスキルに乗るのか
スキルで殴った場合も「輪契」の効果が発動するのか気になったのでついでに確かめます。
装備キャラが攻撃を行った後
輪契
文言上では攻撃ならどれでも発動しそうですが、過去作では翻訳のミスで日本語テキストが正しくない事があったためです。
- 戦闘開始直後のEP:60 (120/2)
- 輪契した場合のEP:109.676 (60+((36+8)*1.129))
- 輪契しない場合のEP:100.644 (60+(36*1.129))
※ アスターは1凸によってスキルのヒット数が増加しており、36EP回復になっています。
結果としては、スキルによる攻撃でも輪契が載っているということで良さそうです。
(検証に使った動画)
等価交換
「等価交換」によるEP回復は固定値ではなく、EP回復効率の恩恵を受けられるようです。
- 必殺技直後のEP:5 (5*1.129)
- 等価交換が固定値の場合:21.625 (5*1.129 + 16)
- 等価交換が固定値でない場合:23.709 (5*1.129 + 16*1.129)
(検証に使った動画)
今回得られた知見
自分に必要な範囲の知識について得られたので、今回はここまでになります。
まとめると、以下のようになります。
- ゲーム内には固定値のEP回復(EP回復効率が載らない)とそうでないものがある
- 殆どのEP回復には回復効率が載るが、一部そうでないものがある
- 今回検証したもの「等価交換」、「輪契」、停雲の必殺技
- 回復効率が載る:「等価交換」、「輪契」
- 載らない:停雲の必殺技
- EPは小数点以下まで計算されている
- 表示上は小数点以下切り捨てで表示されている
以前、小数点以下切り捨ての仕様について知らなかった頃、輪契について自分で検証した際に勘違いしましたし、不安だったので英語圏や中国語圏のTCコミュニティで聞いた際には「輪契はEP効率載らないよ」と即答されたこともあり誤解がそのままでしたが、実際には載るという事で良さそうでした。
(TCコミュニティには原神時代からのプレイヤーが多いと思われるので多くのプレイヤーが勘違いしているかも)
小数点以下の扱いやその他検証に関しては少し調べてみたところ、このredditでの投稿でも検証されており、同様の結果を得ているようでした。
もしかしたら小数点以下も「何桁までは計算する」等の仕様があるかもしれませんが、特に困らない限りはこれ以上の検証はしないでしょう。
コミュニティのチャットログを見た感じでは、ペラの天賦は固定値といった話もありましたが、こういった細かい部分についても自分で検証してみる必要がありそうです。
コメント
コメント一覧 (1件)
検証お疲れ様です。
こうなってくると必殺を回していきたいサポーターにおける輪契の価値はかなり高くなりますね。
この先のサポーター餅でEP回復+バフ関係をもつものが出てきたら人権レベルかもしれないです。