原神(げんしん)、ドリーの元素爆発「アルカサルザライの極上サービス」に付随する効果である、「雷元素付着状態になる」についての考察を掲載しています。
- ドリー+ジン/ベネットで自キャラを中心にした元素反応が発生する
- ジン + ドリーではジンが常に反応の所有権を握る
- 7~8回の雷拡散が発生
- 熟知ジン、超激化ジンとしてギリギリ運用可能かも
- ベネット + ドリーではドリーが常に反応の所有権を握る
- 3~4回の過負荷が発生
- 発生回数が少なく、こちらの運用は微妙かも
- 現状ではドリーの自キャラへの雷付着は微妙そう
- 強い編成が思いつかない
- ジン + ベネットは”炎元素”を”拡散”できる点が偉かった
サンファイア効果?
ジンとベネットの元素爆発は、フィールド内にいる味方キャラクターに定期的に元素付着を行うことが出来ます。
そのため、ジンとベネットの元素爆発エリアを重ねて設置すると、定期的に自キャラを中心にした炎元素拡散反応が発生します。
この仕組みは「サンファイア」効果と呼ばれることがあります。
ドリーの味方キャラへの雷元素付着
ドリーも同様に、ジンやベネットの持っているような、味方キャラへの定期的な元素付着効果を持っています。
そのため、「ドリー + ジン」や、「ドリー + ベネット」のようなコンボが可能です。
後に記載している検証とも関係していますが、実際の録画はこんな感じです。(動画)
検証
- 元素反応の所有権
- どちらの元素熟知を参考にしたダメージが出力されるか
- ジンベネットの場合では後に爆発を撃った側の元素熟知が適用されていた
- 何回の拡散/過負荷を発生させられるか
- ジンベネットの場合では1秒毎、8~9回の炎拡散だった
ジン + ベネットの場合では、後に元素爆発を撃った側の元素熟知が適用されるという検証結果がありました。
しかし、ドリーについてはヒール間隔が2秒という特殊な仕様のため、ジンやベネットとは挙動が違うかもしれません。
同様に、元素爆発の効果時間中に何回の元素反応が発生させられるかも簡単に検証してみます。
検証方法としては、遺跡守衛の前でお互いのキャラクターが元素爆発を撃ち、攻撃を避けるための走る以外のアクションはしないという方法を取りました。
(そのため、キャラクタースワップ関連で変な挙動が残っているかもしれません)
ジン + ドリー
事前に拡散反応によるダメージをチェックしたところ、ジンによる雷拡散反応は2837ダメージでした。
つまり、ジンが反応の所有権を握っていた場合は2837ダメージであり、それ以外のダメージが出た場合はドリーが反応の所有権を持つことになります。
結果としては、ドリーとジン、どちらが先に元素爆発を撃っても2837ダメージが出ていました。
つまり、常にジン側が反応の所有権を持っているという事になります。
(ただし、撮影中に1回だけ266ダメージの拡散反応が発生しています。明らかにダメージが違うので、何れかの要因でドリーが所有権を持てる可能性があることになります。)
また、拡散反応は最大で8回発生しました。
反応発生回数 | 反応の所有権 | |
---|---|---|
ドリー > ジン | 8 | ジン |
ジン > ドリー | 7 | ジン |
ベネット + ドリー
事前に過負荷反応によるダメージをチェックしたところ、以下のようになっていました。
- ベネット過負荷 – 3460
- ドリー過負荷 – 807
ドリー + ベネットの場合では、どちらが先に爆発を撃っても常に887ダメージの過負荷反応が発生していました。
そのため、ドリー+ベネットでは、ドリー側が常に反応の所有権を持っているようです。
また、過負荷反応の発生回数は最大4回でした。
ちなみに、過負荷反応の発生では自傷ダメージはありませんでした。(味方側の元素反応判定のため?)
反応発生回数 | 反応の所有権 | |
---|---|---|
ドリー > ベネット | 4 | ドリー |
ベネット > ドリー | 3 | ドリー |
使い道について考える
ドリー+ジンの場合ではジンが反応の主導権を持っている事が分かりました。
そのため、熟知ビルドにしたジンによって、超激化反応でダメージを出力しつつ、翠緑による耐性ダウンを兼ねた役割として運用できるかもしれません。
草旅人 E > Q
ドリー E > Q
ジン E > Q
メインアタッカーにスワップ
実際にLv90、元素熟知580のジンで雷拡散を激化させたところ、これぐらいのダメージ(10221)が出力されました。
単純計算では1ローテーションあたり~10万ダメージ程度になるでしょう。
が、ヒーラー兼用で激化反応でダメージを出力したいなら久岐忍でも良さそうです。
また、翠緑4による耐性ダウンを配る役割としてなら、スクロースで元素熟知を配りパーティ全体の火力を底上げしつつ、龍殺しの英傑譚バフをメインアタッカーに渡したり、あるいは金珀・試作でヒーラーを兼用することが出来ます。
(また、スクロース自身も雷拡散でダメージを出せます)
そのため、超激化ジンについては「使えなくはないが、特に強くはない」程度になりそうです。
(実際にどうかは計算してみる必要がありますが。)
過負荷(ベネット+ドリー)の場合、過負荷反応の発生回数は4回とかなり少ない回数だったので、ダメージ出力は少なそうです。
また、炎元素付着により更に元素反応を誘発できた炎拡散とは違い、過負荷では炎元素付着しないので、炎元素付着としての役割も期待できません。
そのため、ベネット + ドリーについては強そうな運用法は思いつきませんでした。
まとめとして
総括として、ここまでの検証と思考では、「ドリーの自キャラへの雷付着効果は強い編成を作ることはない」と言えるでしょう。
今のところでは、この雷付着効果はギミック突破用の効果と言えます。
(稲妻のコンパスギミックのような。北斗も同様に自己への雷元素付着を持っているのでコンパス突破に利用できますが)
今回のまとめとしては、以下のような感じです。
- ジン + ドリーではジンが常に反応の所有権を握る
- 7~8回の雷拡散が発生
- 熟知ジン、超激化ジンとしてギリギリ運用可能かも
- ベネット + ドリーではドリーが常に反応の所有権を握る
- 3~4回の過負荷が発生
- 発生回数が少なく、こちらの運用は微妙かも
- 現状ではドリーの自キャラへの雷付着は微妙そう
- 強い編成が思いつかない
- ジン + ベネットは炎元素を拡散できる点が偉かった
「サンファイア」は元ネタ的には炎属性なので、ドリーが使うサンファイア効果は何と呼ばれるかが個人的には気になります。
改めてサンファイア効果の偉さを思い知る
ジン+ベネットの場合は「”炎元素”で”拡散”」という点が非常に強い点でした。
- 炎拡散の炎ダメージで更に過負荷/蒸発効果を起こすことが出来る
- かなりの高頻度(1秒)で炎元素を付着する
現状では香菱以外に高頻度で炎元素付着できるサブアタッカーが存在しないため、ジンベネットでは高頻度で炎元素を敵に付着させ、氷キャラで融解反応を発生させるという運用が出来ます。
また、拡散された炎元素ダメージで更に過負荷や蒸発(あるいは両方)を発生させることで、元素熟知を最大限活かした戦い方が出来ました。
例えばSunfire-Overvapeと呼ばれる編成ではジンは1秒毎に拡散、過負荷、蒸発反応を同時に発生させ、35000程度のダメージを出力しており、これは行秋の個人ダメージを上回ります。
この編成に関してはgcsimの計算結果で、理論値でパーティ単位では55000DPSのダメージ出力があるとされています。
(サブステータス厳選でジンの熟知を170%程度にする必要があるためやや非現実的な前提ですが)
対して、雷元素は元からフィッシュルのような高頻度での付着キャラが存在していますし、蒸発過負荷のようなテクニックが存在していないため、雷拡散や過負荷の発生はあまり嬉しい効果ではないようです。
あるいは、元から強かったベネットを更に”サブアタッカー兼炎元素付着役”にしてしまうという効果が強かったのかもしれません。
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